向き合うこと。大切にしたいこと。
2022年の我が家の田植えが終了しました🌾
朝は田んぼに入るのも寒かったけど、
昼からは暑過ぎず気持ちの良いお天気✨
鳥達のさえずり、風の音、蛙の鳴き声、田植え機の音、阿蘇の山々に囲まれて全てのものが谷の中で共鳴しあっていて心地よい。
そんな田植え中のハプニング備忘録。
元気娘がお気に入りの長靴を用水路に足を入れて流れた!
新品で下ろしたて2回目にして…
水の流れが早く間に合わず、娘号泣。
見ていた大人たちは笑い、笑われたことも嫌でさらに号泣。
私は田んぼの反対側にいたので状況がよく分からず、オイオイ泣きながら母に伝えにきた。
最初は私もつい怒ってしまった。(え!あれいつもより高かったのに!と内心)
すぐハッとした。
そうだよねぇ。一生懸命お店で悩んで選んだきれいな薄紫色の買ったばかりのお気に入りの長靴。
嬉しくて履ける日をずっと楽しみにしていたんだもん。
川がどういうものか知っている大人たちは「ムリムリもう流れて見つからないよ」と、はなから探す前に言う。…うーん、それじゃ分からないよね。私もモヤモヤする。
彼女はほんの小さな用水路が大きな川まで繋がっている事がまだイメージできずよく分からないのだから。
流れの早さからかなり可能性は低いけど、どこかに引っかかてるかも?あるか?ないか?娘と私は見つかることを信じて探しにいこうと川沿いをひたすら探しながら歩いて追いかける。
その間昼食に戻った父ちゃんも軽トラで先の下流まで忙しい中探してくれていた。
親子長靴大捜索。
2人で歩きながら、
小さな用水路がだんだん川になり、道路の下を通りぬけたらさらに激しい音のする大きな川に。
探究心が強い娘はその川の不思議にだんだんワクワク、泣いていた目が輝きだす。
だいぶ歩いたけど結果見つからず。
でも、一生懸命探したので満足そうな表情。
帰りに、「すごく悔しくて悲しかったけど、一緒にあるって信じて探してくれて、家族っていいなぁ〜✨って思ったよ。」と嬉しそう。
そりゃ見つかるはずないよ〜と帰ってきたら数人の大人たちから笑いながら言われたけど気にせず言い返さず胸を張って誇らしい顔をしていた娘を見て、この選択で良かったと思えた。
有ったとしても無かったとしてもあのプロセスは娘にとって大切な時間だったから。無駄な時間なんてない。
子どもに誠心誠意向き合ってくれる大人がそばにいて、いつも全力で自分を揺るぎなく信じてくれるという事、それがその子の大きな自信となり想像以上の大きな力を生み出せる。
我が子以外の子ども達へのサポートの中でも言えることだなあ。と改めて実感した出来事。
失敗を失敗で終わらせない。
忙しい中で一瞬迷ったけど、作業の手を止めてとことん向き合って良かった。
やはりこうやってとことん子どもと向き合うのが私は好きなのだなあ。
おかげで娘が学んだこと。↓
・用水路に長靴で入ったら脱げることがある。
・流れても慌てて追いかけない!下手すりゃ自分も流されてしまうから危険!
・小さな小さな溝から、すごく大きな大きな川まで続いていた!川について知りたくなった!次はその先はどうなってる?見に行きたい!
・家族っていいなあ〜✨
失くした長靴よりもたくさんのキラキラの学び✨ありがとう。
片方残された寂しそうな長靴w
どうしようかな。明日娘と考えよう。
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